2007年8月29日
BULLET FOR MY VALENTINE ライヴ
BULLET FOR MY VALENTINE(ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン)
8/28 @ 渋谷AX
轟音と美が入り乱れ、歓喜と絶叫の中、奏でる美しい旋律が滑らかに、かつ壮大にかき鳴らされた。来日をずっと待っていたファンの前で、BULLET FOR MY VALENTINE(以下BFMV)の炸裂高速ギターと、繰り出される美と狂気のメロディで、見る者を飲み込んで震撼させた凄まじく衝撃的なライヴ!

"次代のヘヴィ・ロック・シーンを牽引する最強バンド"と称される彼らの存在は、決して誇張でもハイプでもなかった。KERRANG!、NME、MUSIC WEEKなどのUK主要音専誌で大絶賛されているワケを知りたいのなら、BFMVの実際のライヴ・パフォーマンスを見るしかない。そう、百聞は一見にしかず。
ステージのセッティングはいたってシンプル。バラの蔦が伸びるBFMVのロゴにガンの絵が両脇に添えられている。それほど広くないスペースなのに壮麗さを感じさせる、聖堂を思わせるというと、少し言いすぎかもしれないけれど。フロアはギッシリ、2Fの席も満席。そこにいるすべての人が、ライヴ開始のゴーサインが出るまで、落ち着かない様子でジリジリとエンジンを温めていた。そして幕は上がった。メンバーの姿が見えた瞬間の(どのライヴでも味わう)大歓声が鼓膜を激しく揺さぶった。凄まじい。ゾクゾクゾクッと鳥肌が全身を覆い、震えが起こった瞬間。雄たけびのような歓声が、さらに緊張感を煽っていった。
観客は、最初からヒートアップしていた。前方は人が密集しながらも、高速リズムに乗せて激しく揺れ、後方ではモッシュの勢いが増して、巨大化していた。クラウド・サーフィンは、パンクのライヴと同じくらいどんどんと人が流れていった。ひっきりなしだ。マットがマイクを向けなくても、観客の歌声は盛大に聞こえてきた。衝撃的な光景。ステージ上での見事なパフォーマンスは、強く見る者を惹きつけるパワーを持っていた。ツイン・ギターの流麗なハーモニー、マットのシャウト、派手な動きがないのに存在感は大きい。これぞ、世界で観客を熱狂させる絶賛のBFMVの華麗でダイナミックなパフォーマンス。圧倒されるばかりだった。自信と余裕で見せる、堂に入ったライヴ・パフォーマンスだ。ずっとやっていたというメタリカのカヴァー「Creeping Death」での盛り上がりは、ステージ上とフロアの興奮がイコールで最高潮になった瞬間だった。
観客の熱気は冷めることもなく、終始フロアは大荒れの人の波。時に高く大きく跳ね上がり、時には大きく無数の手がスウィングする。これぞ、絶景。壮絶なフロアの光景とは打って変わって、ステージ上のBFMVのメンバーは、美しくスタイリッシュなパフォーマンスを披露していた。なんで、あんなにキレイなのか?マットの容姿と立ち振る舞いはもちろんのこと、パッジ(g)、ムース(dr)、ジェイ(b)、すべてのメンバーのパフォーマンスにキレがある。スパッと決めて、早く弾く打つ。見せてくれる。そこに彼らの本領を見た気がした。
BFMVのライヴは、この後名古屋(8/30)、大阪(8/31)が残っている。また夏に戻ってくる(戻ってきたい)と言っていた予告(?)通り、新世代メタルの担い手として、グッと大きくなって、さらに華麗に舞いギターを走らせる彼らを見るのが楽しみだ。
set list
Her Voice Resides
Hand Of Blood
Suffocating Under Words of Sorrow (What Can I Do)
All These Things I Hate (Revolve Around Me)
Scream
4 Words (To Choke Upon)
Room 409
Cries in Vain
Creeping Death
The End
Spit You Out
Tears Don't Fall

"The Poison" in stores now
投稿者 トレ課員 : 2007年8月29日 16:47
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