2007年12月11日 02:15
新曲解説のコーナー 第弐回目
さてさて第壱回からだいぶ間が空いてしまいましたが新曲解説のコーナー第弐回目です。
今回は8月の酒 day night feverで初披露した「Heaven」についてです。
野暮は承知でお付き合い下さい。
僕は、曲を作るときはまずメロディありきで作ります。
頭の中にある音にコード進行をつけて流れをつけて、構成を脹らませて、というのが専らのスタイルです。
構成はスタジオリハで合わせているうちに決まっていくことがほとんどですが。
でもこの曲のサビはそんないつもの方法とは違う作り方をしています。
Aメロのメロディは頭にあったのですが、サビのメロディがなかなか決まらないため
コード進行から先につけたのです。
Aメロがシンプルなのでサビはちょっとごたごたした感じにしてやろうと思い
サビのコード進行はテンションコードを多用しました。
そんなサビのコード進行の一部をここに引用してみます。
Dm7add9 | G13(♭9) | CM7add9 | A7(♭9) |
Dm7 | G11(♭9) | CM7 C7 | A |
(ちゃんと音楽理論を勉強したことないのでコード表記が間違ってたとしたらすいません)
7thはもちろん、9th、11th、13th、♭9と、結構上に音を足しまくっています。
ちなみに鍵盤で弾くとわかりやすいのですが、それぞれ一番上にくる音が
Dmの9thのEの音から半音ずつ下って、8小節目のAでC♯の音に落ち着いています。
コードがごちゃってる割にはそんなに耳障りではないちょっとしたからくりがここにあります。
こういったテンションコードを多用した進行だと、メロディはシンプルなものでもバックで色々できるので
単調な曲になることはないのですがここは敢えてメロディにテンションの音をなぞらせてみました。
ここに、この曲がコード進行から先にできた最大の意味があります。
テンションの音をなぞった旋律になっているため、随所に半音の混ざりこんだ
少しイレギュラーな感じのメロディになっており、ちょっと不思議な感じのする民族的なテイストを
この曲に盛り込めたのではないかと思っています。
半音多用による不安な響きを、次の展開でルートの音に戻すことにより産まれる
不安→解決→不安→解決の波がこの曲の最大の面白さなのではないかなと
僕は勝手に思っています。
いや、あくまでも勝手に思ってるだけです。
たぶん誰も共感してくれないので...
キーボードの音色はピアノ。
LowをカットしてHighをがつんと上げでます。
自分のイメージでは地中海とかその辺の感じの、乾いた明るめな感じです。
ちなみに最初にこの曲を作った時のイメージは「紅の豚」でした。
でもそれだったら地中海よりアドリア海ですね。
ぶっちゃけその辺の位置関係まるでわかってません。
ちなみに「Heaven」というタイトルは、この曲を持っていった時に僕が着ていたTシャツに書いてあった
「Almost heaven」というわけのわからないロゴから拝借したものです。
近所の古着屋で千円でした。
key ひらりん
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